まさかっ!な展開。✂︎07

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2015年6月
思わぬ30歳を迎えた6月23日は、LiMEの今後に関わる大事なお話をする日です。
 
22日の夜、まっさんに電話をし、自分に起きた出来事を共有しました。まっさんは優しい言葉をかけてくれました・・・
 
明日はmasasさんとの大事なお話の日です。なんとも言えない気持ちの中、眠りにつきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
前回のエピソード06はこちら
 
 
 
 
 
 
 
 
まさかの展開
当日、masasさんとの投資契約の話を茅場町の会議室で行いました。
 
まっさんに資料を説明していただいてる最中にmasasさんから突然こんなコメントが・・・
 
 
 
 
 
masas
「僕も一緒にやりますよ」
 
 
 
 
 
 
松本・古木
(・・・・・・ん?)
僕と松本さんの頭の中はこんな感じでした。意味が理解できません。
 
 
 
 
 
まっさん
「一緒にやるというのは?」
 
 
 
 
 
masas
「僕も社内でLiMEメンバーとして一緒にやります」
 
 
 
 
 
まっさん・古木
(え!?えーーーーーーーーーー)
思わず松本さんと顔を見合わせました。。。
 
 
 
 
masasさんは頑なに社内メンバーにはならないとおっしゃっていて、まっさんにもその事を共有していたので、2人で驚きました。笑
 
 
 
 
 
まっさん
「なるほどぉ・・・」
まっさん、資料も準備して投資関連の説明することになっていたのでフリーズです
 
とにかく「なるほどぉ・・・」を連呼してました。
 
 
 
 
 
いや、予期せぬ展開にほんと不思議な空気になりました。
さすがスーパープログラマーです笑
 
冷静を装っていたものの、頭の中はずっと「えーーーーーーーーーーーーーーー!!ナゼーーーーーーーー!!」って感じでした。
 
これぐらいの衝撃を与えてくれるあたりがきっとスーパーなのでしょう
 
 
 
1人で突き進む覚悟を決めていた僕にとって、masasさんがコミットしてくれる事は奇跡中のスーパー奇跡。こんなにありがたい事はありません。
 
ぜひ!と言いたいところではありますが、現状僕らには予算がありません・・・
 
masasさんの給与を支払える現状にあらずなのです。。(紹介者の川尻さん曰く、masas氏は年収1000万を軽く超えるプレイヤーなのです)
 
そこで、masasさんに資金についの現状を正直に共有をしました。
 
 
 
 
 
古木
「現状ですと、報酬が○○くらいしか出せずでして・・・」(現状の年収の1/4以下・・・涙)
 
 
 
 
 
masas
「一緒に会社を作っていくわけだし、僕は構わないですよ。」
 
 
 
 
 
古木
(えーーーーーーーーーー!!!!)
 
 
 
 
そんなことある!?
 
 
 
 
いやはや、いろいろと驚きすぎてなんかもうあるのは感謝のみでした。笑
 
 
 
 
 
 
 
 
さらにまさかの展開!笑
masasさんと別れた帰り道
 
 
 
 
まっさん
「ちょっとカフェでも寄ってかない?」
 
 
 
 
そしてカフェで
 
 
 
 
まっさん
「俺もLiMEのメンバーとして一緒にやりたい」
 
 
 
 
 
古木 
 (んんん・・・?????)
 
 
 
 
 
なんと、一人ぼっちからの2名加入という急展開です。
 
前から、松本さんも一緒にやりたいんだよねと言ってくれていたものの、公認会計士がこんなベンチャーに本格的に入ってなんの得になるのか・・・もはや謎であります。
 
まっさんには書類作成などを手伝ってもらう中で、将来の夢やLiMEで成し遂げたい事をよく話していました。つまり、まっさんはLiMEで実現したい世界観をよく知ってくれているのでした。
 
 
まさかの展開に、不思議な気持ちでフラフラ散歩しながら家に帰りました。
 
 
 
 
 
 
 
 
将来を見据えて考えるべき事
masasさん、まっさん、二人とも出資して株を保有して事業に取り組みたいという姿勢でした。現金を出すということは当人達にとってリスクを負うこととなるので、事業にも気持ちが入りやすいですし、とてもありがたい話です。
 
ですが、ここで真剣に考えなくてはならない事があります。
会計士さんが会社に役員として所属する場合、CFO=最高財務責任者という役職になる事が多いのですが、ITベンチャーにとって初期の段階では財務責任者はほぼ必要ありません。
 
 
以前から書いているように、株というのは非常に重要であり、そんな簡単に人に渡してはダメなのです。中途半端な事をしてしまうと、次の投資も受けられなくなってしまい、事業が頓挫してしまいます。
 
その為、まだ会社が小さい時に必要のない人材が出資してたくさんの株を持っているという事は、会社としてはリスクにつながるのです。なので、通常であればこの段階ではまっさんのオファーを断る必要がありました。
 
まっさんには
①会計士の経験が活かせる役職はまだ必要としていないという事
②現状のLiMEにとって必要な存在になる事が必須条件、つまり会計以外の仕事、雑務もこなすくらいでないとダメだという事をしっかりと伝えました。
 
さらに先輩起業家の森田さん(ヒトハナと言うサービスを作られている方)にお時間をとっていただき、まっさんと一緒に相談しにいきました。
 
結論から言うと
「現段階でCFOとして迎えるのは辞めた方がいい、株も持たず外部の会計士としての方が良いだろう」
とのことでした。
 
その話を聞き、まっさんは非常に納得し、だいぶ覚悟を決めて挑む必要があると悟った様子でした。(つまり僕の説明がわかりづらかった模様)
 
が、その上で
 
 
 
 
「なんでも雑務をこなしてサポートするので一緒にやりたい」
 
 
 
 
と言ってくれたのです。
 
僕は悩んだ末、将来投資を受ける際にリスクはあれど、ここまで一緒にやりたいと言ってくれる存在はとても貴重であり大切にすべきだなと判断し、まっさんに是非一緒にやってほしいと返答しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
仲間がいるありがたみ
2015年7月あたりまでは会社の運営費を稼ぐためにサロンでの美容師・美容商材の技術開発顧問・web制作・美容学校講師をしながらも、会社を運営するといった感じでかなり働いてました。
 
2年間くらいぜんぜん遊びに行かず、アシスタント時くらいの最低限の生活費で過ごし、とにかく仕事だけするという状態です。
 
 
そんな中、2015年8月から正式にプログラマーのmasasさんと会計士の松本さんに出資&取締役としてLiME株式会社に参画して頂き、共に歩んでいただけることとなりました。
 
もうまさに救世主です。普段のお仕事でのやりとりではわがまま言ったりしちゃっていますが、お二人にはホントに感謝してもしきれません。
 
 
こうして社内出資によって会社運営していく事となりました。
 
 
それから、このタイミングで自分が請け負っていた他の仕事を整理して時間を空け、美容師と会社に絞って自分がやるべき事に集中できる体制へと切り替えていきました。
 
仕事を整理すれば収入もかなり減りますが、後悔なきように全力でやるべき事をやっていきたい。そう思ってのことでした。
 
 
 
そしてここから少しづつ具体的な会社づくりが始まっていくのです。
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
 
 
次のエピソード✂︎08はこちら

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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