サーバー運営のプロとの出会い
会社設立と同時期に、masasさんがどうしても紹介したい方がいるとお会いさせていただいた方がいます。
masasさんよりも年上の方で超ベテランエンジニア、サーバーのプロフェッショナルの佐瀬さんです。
アプリの制作は通常一人のエンジニアでは完結せず、何人かが協力して制作を進めて行きます。
デザイナー →見た目をデザインするヒト
フロントエンジニア→アプリの見た目を実装するヒト
メインプログラマー→ アプリのメイン機能を作るヒト
サーバーサイドエンジニア→データの保存などの裏っかわを作るヒト
※他にも種類がたくさんあります。
masasさんの素敵なご紹介により
データ周りの保守がベテランな佐瀬さんがサーバー周りのアドバイスをしてくれたり、サーバー周りを構築をしてくれたりと困った時に助けていただけるようになりました。
(資金が無いため、報酬無しで。涙)
強力な助っ人により、理想のアプリ制作がより現実的に近づいていきます。
前回のエピソード✂︎04はこちら
デスクワークの苦労
無事、会社ができたのですが、とはいえ資金は少しだけ、オフィスもモノも何もなく、それぞれが遠隔で作業を進めるカタチでした。
会社という雰囲気は全くありません。
masasさんは本業の仕事を続けながら土日で作業を進めてくれていて、岩片氏も空いた時間にデザインを、僕も美容師を続けながら、たっちゃんも仕事をしながら、全員が時間つくって合間に作業を進めて頑張っていました。
月に1度、茅場町というところに直接集まってミーティングをしていたのですが、自分自身がホントに無知で何もできないという事を実感していきます。
まず、社会人の基礎中の基礎が全くできませんでした。
例えば
アジェンダ(ミーティングの内容を事前に用意してプリントしたもの)を作成したり
議事録(ミーティング内容を記録する事)をとったり
そこで、ビジネス書を買ったり働き方系のブログを読んだりしてひたすら勉強しました。仕事の仕方やフレームワークが書いてある本、マネジメントについてなどなど。。
チームで制作を進めていくにはチームマネジメントが必須で、特に遠隔で制作を進める場合には超重要でした。
この時期、マネジメント力の無い自分に対して非常にもどかしさを感じていたのです。
2014/8〜2015/8までの1年間は
美容師10年目改め→社会人1年目
として自分が基礎を学び成長する為の地道な期間となります。
今となって感じる事ですが、この時期の超スモールで会社運営をしていたことは、実力の無い自分にとっていい経験であり、正解だったなと感じています。
多額資金があり、人が集まったとしても、うまく使えずにすぐに潰れていたと思うからです。
美容師のネットコミュニティに参加!
2014/10〜
美容師のエザキヨシタカさん木村直人さん(著名な美容師さんのお二人)が発足したオンラインサロン(インターネット上のコミュニティのことです)マルチバースに参加しました。
アプリを知ってもらう為の発信力やプロモーション力が皆無だった為、木村さんの発信についての知識や考え方が知りたくて入会しました。
今のブログもマルチバースの影響ではじめましたし、発信力ゼロからここまでこれたのもこの時期に入会し、勉強させて頂いたからだと思っています。
プチオフィスができる
2015/1〜
アプリ制作やプチ会社運営を続けていくうちに頭の中がいっぱいになり、整理する場所が欲しい!!!と強く想うようになりました。
そしてある日思い立ちました。
オフィスが必要だっ!
自宅サロンのクローゼット内の狭いスペースに、自分で設計してデスクなどを手作りし、オフィスを作りました。
(自宅の許可を得て)
クローゼットオフィスっ
ホームセンターで板を買ったりして予算なんと2万円で、1日で完成しました!
2人しか入れない超狭い空間でしたが、ワクワクしたしめちゃ嬉しかったです!
2015/01
↓当時のアプリ画像↓
美容師とデスクワークの違いを体験で理解する
美容師という仕事はしっかり体を動かす仕事であり、それとは違うデスクワークというものがどういった仕事なのかを体感し、ある気づきがありました。
両者には大きな溝があり、二つの働き方には圧倒的な違いがあるのです。
求められるスキル
脳の使い方
体の使い方
時間の使い方
必要な食事
などなど他にもたくさんあります。
例えば食事だと
美容師をしているとカロリーの高いものを短時間でどれだけ摂取できるかって結構重要なんですが、デスクワークで同じことをしてしまうと体や脳がだるくなって集中力が欠けてしまったりとか。
また、デスクワークの日と美容師の日では考え方や感情、人としての在り方さえも変わってきます。
人は環境によってここまで変わるものなのか・・・
これは研究好きな自分にとって、とても面白い発見でした。
と同時に、なぜIT関係やデスクワークの方々が美容師の事を理解するのが難しいのか?が明確にわかってきました。
頭では理解できても、体感までを理解する事は困難です。実際にやってみないとわからない事はたくさんあります。
美容系のサービスを作る上で、10年間の美容師経験には他の人が得られないほどの物凄い価値があるという事に気づけました。
この気づきにより、一層美容師である自分が成し遂げねば!という使命感に火がついていきました。
新たな助っ人❶
2015/2〜
やる事が盛りだくさん過ぎて猫の手も借りたいという状況の中、お客様でカットにきてくれていた今井三千洋さん(以下、ミッチー)がアルバイトとして助けにきてくれるようになりました。
↓イケメンのミッチー↓
猫の手も借りたい!!
と思っていた私ですが
当時のミッチーは大学卒業してそのままバンドマンをしており、社会人経験が全く無く、すさまじく役立たずのポンコツでした。
いやポンコツではありません、もはや彼はコツでした。。
ただ、類い稀なる素直さを持っている事に価値を感じ、育てば宝なのでは?と、粘り強く育ててみようと思いました。
この時期、彼にはアプリ内でみれる「使い方」ページを作ってもらっていました。
今や中々のクオリティに進化した「使い方」
↓ぜひぜひ見てやってくださいませ↓
新たな助っ人❷
それから同時期にお客様できてくれていたWEBデザイナーの小林謙太郎さん(以下、コバケンさん)も、カット中にLiMEについて話していたところ、興味を持ってくれてお手伝いしてくれることに。
お支払いできる報酬も少ないにも関わらず、横浜のサロンまでわざわざ作業しに来てくれました。
↓さえないコバケンさん↓
さて、このコバケンさん。
お客様で来られている時も変わった方だったのですが、LiMEを通して一緒に仕事をしていくうちに、そのレアキャラっぷりを存分に発揮しはじめ、チームのみんなに様々な刺激を与えてくれるようになります。
時に緊迫した空気を笑いに変えチームのムードを和やかにしてくれたり
「スリッパは揃えて帰りましょう!」 と自分で言っときながらその辺にほっぽりぱなしで帰ったり
謎のダンスを突然踊り始めたり
コバケンショックを起こしたりと・・・
もはやコバケンなしにLiME創業期は語れないのでは?と言わんばかりの存在感・・・
今後のコバケンさんの活躍にぜひご期待ください。
つづく
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