今回はLiMEが会社化するまでのお話で、2014/5〜2014/8までのお話です!
エピソード✂︎03にてスーパープログラマーmasasさんと出会えたことでアプリ制作をできるようになりました。
自分が作りたいアプリ。いや、むしろ自分が欲しいアプリが作られていくという体験は感動ものです。
↓初期のLiMEアプリ↓
今も変わらず、新機能が追加されるたびにいちいち感動して、喜びながらアプリを使い倒してます。
制作してくれるプログラマーさんが見つかったので、次のステップの制作・運営の資金集めへとチャレンジをはじめました。
自身の美容師としての収益をアプリ制作に全額使っていましたが、それでもこの先を考えると圧倒的に足りません。
オリジナルアプリを作るには少なくとも1000万はかかると言われていて、運営費なども入れると総額3000万は必要になります。
しかし、僕にはその初期予算はありません。
また、アプリも無料で配信したいという目標があったため、銀行などの借入では相性が悪いのでした。
(とはいえ自己予算で数百万は使っており、労働対価も加算すると数千万に及ぶ投資をしております)
アプリってサクっと簡単に作れるようなイメージを持たれてる方もいますが、そう簡単には作れないんですよね。。
そこで資金集めとして考えられるベストな手段は、会社を創り出資を受ける事でした。
岩片氏から、新規事業に出資してくれるお金を運用しているオススメのファンドをいくつか教えてもらい、少しでも可能性があればと、さっそくプレゼンに申し込んでみることに。
最初に申し込んだのはオープンネットワークラボというベンチャー投資をしているファンドでした。
2014年の6月頃のお話になります
前回のエピソード✂︎03はこちら
初めての事業計画書作成とプレゼン
プレゼンで提出する為、人生で初めて事業計画書というものを作りました。
お恥ずかしながら、”事業計画書”がなんだかよく分かっておらず、作成するのに苦労したのを覚えております。
四苦八苦してこんな感じの計画書ができました。
↓事業計画書01の1部分↓
今みると、これは事業計画書とはいえません。ただの作文です。
当日は緊張しながら、5名ほどのキャピタリストさん(ファンドのお金を運用して投資する人)の前でプレゼンしました。
この時の先方の反応は
え?ナメてるのですか?こんなサービスに投資できるわけないじゃんという雰囲気がプンプン漂っていました。
事業計画やプレゼンで全貌をうまく伝えられず。。。
普通の美容師がいきなり最高の事業計画を作り、上手にプレゼンできるわけありません。
今思うと伝えるべき情報は全て自分の中に持っていたなと思いますが、何がポイントでそれをどうやって伝えたらいいのかが分かっていませんでした。
帰り際に一人のキャピタリストさんがこう言いました。
「ファンナンスの事ならなんでも相談してくださいね。」
(ファイナンスとは資金調達関連の事です)
その方はプレゼンの時もちゃんと質問をしてくれました。
今考えても最高にポンコツだった僕に声をかけてくれ、とても印象に残りました。まるで今後の成長に期待してくれているかのような、そんな態度に感じたのです。
帰宅してから調べてみると、前田ヒロさんという有名なキャピタリストさんだという事がわかりました。
共同創業者が必要
プレゼンで特に感じた課題は、チームについてでした。
寄せ集めのいつなくなるかわからないチームではなく、一緒にリスクを負って人生かけて挑む仲間達がいるかどうか!がチームにおいてとても重要なのです。
特に、一緒に事業を立ち上げてくれる共同創業者という存在が大事ということを知りました。
プログラマーのmasas氏は制作を手伝ってくれるものの、エンジェル投資家的な立ち位置を望んでおり、共に挑んでくれる仲間という感じではありませんでした。
(初期に個人で投資してくれる天使のような存在をエンジェル投資家と呼ぶ)
そんな中、兼ねてより「一緒にやろうよ!」と誘っていた友人の高橋氏(以下、たっちゃん)が一緒に挑んでくれることになりました。
たっちゃんはシステムエンジニアをしていて、これまでも色々と相談にのってもらい、システム開発について教えてもらっていました。
運営などを一人でがんばってきたので、一緒に挑んでくれる事をとても心強くそして嬉しく思いました。
ついに会社化
まだ作り途中ではありますが、アプリを配信するにはAppleへの登録が必要でした。
アプリ配信は個人でも可能ですが、あとで個人配信から会社配信に切り替えるのは大変だということを知り、急遽会社をつくることになりました。
会社をつくろう!っと思ってサッと作れるものではありません。専門家の協力が必要であったりします。
2014年の8月頃のある日
お客様として来てくださっていた会計士の松本さん(以下まっさん)に
↓サックス吹くまっさん↓
カットしてる最中に
古木
「今こんなアプリつくっていて、会社をつくろうと思ってるんです〜」
と話したら
まっさん
「それ良かったら手伝うよ〜」
と言ってくれました
古木
(ん?手伝ってくれるとは・・・・・)
という疑問とともに、会社設立に会計士さんや専門職の方の助けが必要なのをよくわかってなかったので
古木
「困ったらぜひ助けてください〜」
まっさん
「ぜひいつでも〜」
ってな感じでさらりと流してしまってました。
(ホントに無知でお馬鹿でした)
が・・しかし
すぐに会計士さんの助けが必要になりました!笑
そこでまっさんに連絡し、わざわざ横浜まで来てもらって相談に乗ってもらいました。
やってみたら会社つくるのって素人には結構大変でやればやるほど、よくわからない事がたくさんありました・・・
もちろん、しっかり勉強し大事な部分はしっかり抑えつつも、まっさんにかなりサポートしていただきました。
そしてなんとまっさんはそのまま会社の登記(国に登録し会社を興す作業)を最後まで手伝ってくれました。
(しかも無料でっ・・)
(世の中にはこんないい人がおるんかーい・・・ )
おるんですねぇ。
こうして個人的にバラバラに出会っている人たちが、のちにLiMEを通して面白い科学反応を起こし、新たなストーリーをつむいでいきます。
(次回もnewキャラが3人ほど登場予定)
つづく・・・
次回のエピソード✂︎05はこちら